環境保全をベースとした地域づくりに取り組む高知のコンサルタント・シンクタンク

株式会社 西日本科学技術研究所

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業務案内

近自然工法による
治水と環境が調和した川づくり

A 砂礫河川における二極化現象の改善

 近年、全国各地の河川において、護岸工事などの人為的な影響により、みお筋(河道内で普段水が流れているところ)が固定化して河床が低下する一方で、陸域部の冠水頻度が減少して樹林化する、いわゆる“河道内の二極化”が問題となっています。
 私たちは、このような問題を抱えた河川において、その川の持つダイナミズムを活用し、“水の流れ”と“土砂の動き”を自然に近く復元することで、二極化を抑制する試みを行っています。

事例:一級河川菊池川水系 岩野川(熊本県)

 岩野川では、細砂を含む大量の土砂が河床に堆積(砂州が肥大化)し、砂州上のツルヨシの繁茂とあいまって、河積が阻害されていました。また、みお筋は護岸などの人工構造物の影響により護岸沿いに貼りついていました。
 これに対し、みお筋を本来の蛇行形態に戻し、適正な位置・規模で「瀬・淵・砂州」を再生することで、河道の二極化を抑制する試みを実施しました。その結果、施工から約6年を経ても、砂州は出水の度に撹乱を受けて適正な規模が維持され、概ね河床掘削直後の状況が維持されています。

対策前(H17.11)

河道湾曲部の内岸で肥大化した砂州と、河積を阻害しているツルヨシの状況。

工事後約7年経過(H22.4)

みお筋を本来の蛇行に戻し、適正な位置・規模で瀬・淵・砂州を再生した後の河道内の状況。
砂州は出水時に適度に撹乱を受けることで、その規模が維持されている。

代表的な受託業務
・岩野川多自然型川づくり検討業務(平成18年度・国土交通省 九州地方整備局 菊池川河川事務所)
・国場川多自然川づくり設計業務(平成19年度・沖縄県 南部土木事務所)
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