環境保全をベースとした地域づくりに取り組む高知のコンサルタント・シンクタンク

株式会社 西日本科学技術研究所

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近自然工法=人間活動と生物生存両立のコンセプト

代表的な施工事例

事例3|登山道は川である:鹿児島県上屋久町、世界自然遺産 屋久島(1998年12月)

 1993年12月、わが国初の世界遺産登録以来、国内外の観光客が押し寄せ、登山道の荒廃が進んでいきました。町では、登山者への対応と周辺の自然環境の保全を目的に、プロジェクトチームを発足。戦国時代末期の遺構、楠川参道(くすかわさんどう)をモデルに、土地固有の石の文化を導入した整備案を作成しました。さらに森の生態系に配慮するため、近自然工法による登山道修復が試験施工されました。
 施工から12年経っても、浸食は起きておらず、周囲の景観になじんでいます。

施工12年後
施工前、施工後

施工前

 

近自然登山道の施工後

 

施工12年後

 屋久島の試験施工をきっかけに、環境省からの要請を受け、北海道大雪山国立公園 愛山渓、秩父多摩甲斐国立公園 瑞牆山(みずがきさん)ほか、各地の国立公園内で、近自然工法による登山道の修復が実施されました。
秩父多摩甲斐国立公園、瑞牆山。

秩父多摩甲斐国立公園、瑞牆山。侵食を止め、土砂を堆積させて巨岩の安定化を図る試み

利尻礼文サロベツ国立公園。

利尻礼文サロベツ国立公園。利尻山・沓形(くつかた)コース6合目付近にての試験施工

 2010年、世界自然遺産登録5周年を迎えた知床でも、羅臼岳登山道の荒廃箇所の修復にあたっては、近自然工法を用いることが、対策検討懇談会において合意され、石組みによる登山道整備の技術講習会が開催されました。
知床半島、羅臼岳

知床半島、羅臼岳

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